建築家/廣部剛司 の音楽活動について

2010ライブの様子(曲順通り)2007・2008年のライブの様子》

1. Solid Driver


「ギターらしい」フレーズにこだわってつくった一曲。

リハーサルでは肩慣らしに最初に演奏することが多く、

冒頭に向いているかも知れないと今回は1曲目に演奏しました。

2. Sirocco(新曲)


ちょうど今年の9月くらいにつくっていた曲です。

一向に衰えない猛暑に辟易としつつ
ならば...と「熱風」のイメージで書いた曲。


Siroccoは「北アフリカから南ヨーロッパに吹きつける砂まじりの熱風」です。

3. Seasons(新曲)


リピートしながら続いて行くイメージの曲

どこまでもリピートしていける曲想から
季節の移り変わりを連想して付けた曲名です。

曲をプチライブ向きに「短く」することにアレンジ上時間がかかった曲でもあります。

音量を小さくコントロールすることも
実はなかなか難しいのです。。。

4. Cubism


これはなんと20歳の時につくった曲です。

そのころ、メロディーやコード進行は響きやすいものにしつつ
何とか<今までにないもの>にできないかと模索していました。

そこで、3拍子を16分音符に分解。
アクセントの位置を工夫してトリッキーに聞こえるようにしました。

Aメロはその過激(?)なスピード感で突き進み
Bメロでメロディーと3拍子らしさを感じさせる。

その対比で書いた曲でした。

その時はキーボードが2人いて
コードトーンをばっちりとサポートしてもらっていたのですが
夏にリハーサルに入ったときに、急に
「トリオでも曲になるんじゃないか?」と
挑戦してみたのでした。

3人なのでかなり骨太ですが
かえって緊張感のある仕上がりになったのではないかとも思います。

基本的にリズム隊は原曲を踏襲しています。
確かに若い・笑
でも、変わらないものもあるように感じながら演奏していました。

6弦ベースを使ったチョッパーのソロも見せ場です。

5. Gozzible


眠っているとき
その時懸案になっていることを夢の中で整理している

そう思うことが良くあります。
一番多いのは設計案を考えているときに、ふと糸口が出てくる。

そういう時は、起き出してスケッチを始めます。
夜中でも、早朝でも。

この曲はそんなパターンで早朝5時に頭に浮かんでいたものです。

早朝なのに、よりによってブルースです・笑

でも、寝直すと大概忘れてしまうので
そのまま音楽室に籠もってラフにギターだけを録音。
メンバーにメールで送ったところから生まれた一曲。

「5時」+「ブルース」をラテンっぽく(?)もじって
『Gozzible』と言うタイトルにしました。

この曲の最大のポイントは<スキマ>をつくること、でした。

なので、最後まで調整したのは
実はテンポ設定でした。
どのぐらい遅くやるのがよいのか...と。

6. Open your mind


3年ちょっと前にこのギタートリオを始めた時に最初に書いた一曲。

音がスカスカになりやすい編成ゆえに
掴まえやすいリフレインと
急ブレーキのようなブレイクで
緊張感を出そうとしています。

もう、長くやっている中で
徐々にアレンジもかわり、やや熟してきた感じがあります。

持ち曲を<長く>やることの面白さです。

(music:hirobe、Arrange:H.M.K)