廣部剛司建築研究所

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(設計競技)六甲上の展望台 応募案

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足元を小さくすることで接地面を減らし、上部のオーバーハングで容積を獲得しようとしている。
その主体構造となるのは鉄筋コンクリート造だが、その部分は計画地に対して威圧感を生まない
ように塗り壁仕上げと考えている。そこから吊り下げられたように浮いている「香りと音」体感
スペースはガラスが重層していく中に外部が入り込んでいく。
土から生まれてきた素材感に体験を動線化したシャープな造形を組み合わせ、その隙間にガラスを
はめる、というルールが基本的な構成である。

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緩勾配の階段を登るとき、その先にある「空」が意識される
いったん、景観を閉じることで期待感が深まる

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エントランス付近
オーバーハング部分が庇のある空間としても認識される

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体感スペース
内部の乳白ガラスにはトップライトからの光が射し込む

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展望スペース
360°の視野が一気に開ける

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「嗅覚」と「聴覚」に語りかける体験

吊り下げられた2階の内部空間は、小さな外部を介して連続しています。
そのそれぞれに違った香りと環境音を充満させます。
空間が「嗅覚」と「聴覚」によって空間の印象が変わることを楽しむ。純粋に自分の好みの組み合わせを探す。
気に入った組み合わせのスペースでソファに座ってゆっくりとくつろぐ。
そして、それぞれのスペースで使用していたアロマや環境音CDはショップで購入して持ち帰ることも出来る。
六甲山周辺の素材が使用できれば一番良いですが音や香りで北海道や沖縄に「旅」をするというプログラムも可能。

内部空間でくつろぐことの出来る時間を持つことで一度気分が内部に向かったところでゆったりとした階段を登っていくと行く先には空が開ける。
登り切ったところで一気に視界が拡がり、周囲の景観が目に飛び込んでくる。
同じ風景でも一度切り離されてから目にすることになるので、より効果的に感じられる。

(廣部剛司)